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2011.08.31

古都恋情(その2)

(前回より続く)

       
台南に来ると、ほとんどの観光客が必ず足を運ぶ史跡が
赤崁楼(せきかんろう)である。

    
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普通、観光名所なんて一度行けば、
後はしばらく訪ねることなど滅多に無いものだが、
連続3回台南に通って、毎回ここに来るなんて不思議な気がする。

   
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同行する方がその都度違うのが最大の理由だが、
なんとなく僕にとってのパワースポットなのかも知れない。
   
何故か引き寄せられるようにやって来る。
      

   
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僕はこの扁額の字にとても惹きつけられる。パワーをもらってる感じだ

      

    
17世紀の初頭、オランダ人がこの街を支配していた時の
行政・商業の拠点として建造されたもので、
当時はプロヴィンシア城と呼ばれていた。

   
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当時はきっと街を一望できる唯一の高楼だったに違いない

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その後、民族英雄として名高い国姓爺「鄭成功」が
1661年にこの地をオランダ人から奪還した当時の史実は
台湾史においてとても興味深いシーンのひとつなので
出来れば、ぜひここを訪れて実際に触れて頂きたいと思う。
   

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建物の中にある鄭成功の胸像
    
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下の画像は、群馬出身の最後の台南市長だった羽鳥又男の胸像。

  
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戦時中、倒壊寸前だった赤崁楼を軍部の反対を押し切って
台湾人にとっての貴重な歴史遺産だといういうことで、
戦時下にもかかわらず多額の費用をかけて修復した。

   
そのおかげで、今こうして昔日の遺産に
私たちは触れることが出来るのである。

      
    
その功績は日本人としてとても誇り高いことでもあり、
またそれを今に讃える台湾の人の思いにも頭が下がる。

    

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古都台南を紹介するのに、やはり筆頭に挙げたいシンボルなのだ。
       
            

2011.08.29

古都恋情(その1)

                    
先回のエントリで京都を紹介したが、
おとなり台湾の古都と言えば、台南である。

   
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在来線「台南駅」

  
200pxtainan_city_2010_location_map
Wikipediaより抜粋

    

     
400年にわたる台湾の歴史は、
ここ台南から始まったのだ。

      

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駅前のロータリー

    

   

台湾では俗に、一府、二鹿、三艋舺と言われるが、
「府」とは台南府のことで、台南は別名「府城」とも呼ばれている。

   
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府城(台南)では、泣かせるレトロな看板を見つけた   

             

ちなみに
二は鹿港(ルーカン)
三は萬華(マンカ)、すなわち今の台北の下町の一部で
       
はじめ台南に都が築かれ、その後、中部の鹿港、
そして台北に北上していったのである。

     

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台北・萬華の路地裏歩きについては、
昨年7月にアップしたシリーズ・エントリをご参照いただきたい。

http://asianet.cocolog-nifty.com/nippon/2010/07/post-2d1f.html

    
       

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台南の路地裏で

   

    
また、その昔、台南の一部の地区を
先住民であるシラヤ族が「タイアン」と呼んでいたのが
現在の台湾という地名の語源となったということであり、
まさにルーツとしての地位を物語っている。
                              (「台南」日経BP企画より引用)

     

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成功路で

      
     

台南は、その意味でも京都と同じ古都であり、
伝統に裏打ちされた古跡や文化にあふれている。

   
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7月に約15年ぶりにこの街を訪れ、プロジェクト推進のために
わずかひと月の間に3回も通ってしまった。
    

僕は、いつもこんなもんである。

   
     
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フルーツ天国 台南

       
      
    
もともと、僕がとても好きな街のひとつだったのだが、
またまたマイブームに火がついてしまったので、
今回から何度かに分けて、この街の魅力について紹介してみたい。
                              (次回に続く)

       

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2011.08.27

心頭滅却の志

       
2ヶ月ぶりの京都。

   
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盆地京都の夏の暑さは、つとに有名だが、
そういうもんだと覚悟が決まると、天候を恨めしく思うこともない。

    

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汗がにじむほどの蒸し暑さだが、凛として美しいカップルだった

   
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鴨川にかかる四条大橋も、そよぐ柳を通してみると涼味新らたに
     

       

僕は、知恵を働かせて涼を採る夏の京都が好きだ。

          
     
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今年は節電が最大の関心事になっているだけに
いまこそ千年古都の心に学びたい。
  
そして世界に伝えたい。

    

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アツいと言えば、
今回出会った20社を超える皆さんの熱い想いには参ってしまい、
熱中症になりそうな有様だった。

   
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僕が好きな言霊  五花街(ごかがい)のひとつ宮川町で

        
       
外人観光客も少しばかり回復傾向にあり、
This is ニッポンを売る!京都の元気人たちも動き始めたゾ。

   
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関西に通い始めて、はや一年半が過ぎようとしているが
歴史が深い分だけ、まだまだ理解が足りないと痛切に感じる。

    
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万願寺・伏見とうがらし、賀茂ナス、枝豆…夏の膳を彩る京野菜が並ぶ

      

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知識だけではだめ。
暑いさ中でも涼しいと感じきれる心にならなくては…。

      
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2011.08.19

名産地で浴びるほどマンゴーを頬張った日(その5)

(前々回から続く)

      
「ああ、やっと戻れた…。」

    

くだんの知人社長は、僕の勝手気ままな動きに持て余しきっていただけに、安どの表情を浮かべた。

      
      
彼の会社は、マンゴーをはじめ台南県のあらゆる農産物を海外に輸出する
集荷、選別、検疫対応、貿易実務を取り仕切る組織で、地元政府や農協、生産者、需要家などの強力なバックアップを受けている。

      
     
「どうぞ、どうぞ、隅から隅まで、全部観ていって下さいね。」
    

いくら僕が素人だと分っていても、
広大な施設の深部まで全公開するとは大きな自信だ。

      

いや、むしろ
海外に対応している最新鋭の設備や運営の状況を公開することで
安心安全をより確かなものにしている。

      

    
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外からこの選別作業場に入るまで、エアシャワーはもとより、お化け屋敷くらい長い、真っ暗な通路を通って初めて入室できる。何重にも厳重な措置が取られ、虫一匹なかなか侵入できないだろう。

    
     

台湾南部ののどかな田園風景とは打って変わっての近代設備と
従業員の効率よい作業風景に圧倒された。

   
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海外向けの蒸熱処理設備。50数度の熱で4時間処理する。

   
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この季節はなんといっても主力のマンゴー輸出の最盛期で
世界に向けて外貨を獲得するんだという強い意識が、清浄な空気を通してビシビシと伝わってくる。

   
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日本から検査に来る検疫官のための専用の部屋まで準備してある。

   

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倉庫の中には、海外各国向けの輸出貨物が出荷を待っている。

   

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韓国向けの荷姿だ
   
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仕向け先を見ると、日本の有名な店舗の名前がぎっしり。

     
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首都圏の消費者なら皆知っているストア向けだ

    

    
消費者ニーズ、規格、鮮度保持、検疫条件、出荷シーズン、競合国製品動向など日本市場に関して徹底的に調査し、設備、人員、資金など周到に準備している。
    

またグローバルGAP取得を目指して関連の作業も進めている。

       
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やはり農産物を本格的に輸出支援するということは、
ここまで徹するという、僕も認識こそしているが、
改めて、その凛とする現実に気を引き締めさせられた。

     

また、農産物のビジネスを成り立たせるための重要な要素が、規格外品の商品化

  
ここでは、最新鋭の乾燥機を導入して、ドライマンゴーを製造している。

   

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作りたてを一口頂くと、これはもう最高級の干し柿に匹敵する自然な甘みと食感に驚いた。命を与えられたドライマンゴーは、もしかして生より美味しいかも!!
    
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さらに、この社長さんとは、今後いろいろな農産物貿易、農業協力など
広範な情報交換、意見交換を詰めていった。

      
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マンゴーでいえば、ここ台南は、宮崎県や沖縄県、熊本県など国内産地にとっては、確かに強力なライバルともいえるのだが、ある意味、本場でもあり、栽培や利用法、技術革新などにおいて多くの集積と文化を持っているわけだから、大胆に交流してはどうだろうか

     

この社長氏も、大いに歓迎だと胸を張って答えてくれた。

      

     
日本と台湾、アジアとは、農業食品分野でも、
輸出だけでなく、様々な経済技術交流、人材文化交流、ビジネスチャンスが広がっている。

   

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地元で大人気のドライブインで
   
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生のマンゴーでお腹一杯の僕は、デザートを頬張る地元の人たちの健啖ぶりに 、ただただ見つめているばかり…。
      

        

       
それにしても、今日一日、いったい何個のマンゴーを頬張っただろうか?
   
       

もうしばらくは見るのも御免…、
とはいかず、ますます食欲をそそられるのがマンゴーの魅力である。

                                     (シリーズ終わり)

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2011.08.15

ご無沙汰失礼

          
またアップが遅れてしまって、ごめんなさい。

          
   
相変わらず途切れぬ出張行脚の毎日でした。

とはいえ出張なんて弁解の理由にもなりませんよね。

      

でも毎日毎晩、
全国のニッポンを売る!元気な皆さんと行動を共にしていると、
立ちはだかる高い壁を前にして、辛いこと、苦しいこと、八方ふさがりなど
逃げ出したくなるような状況でも、
皆さん笑顔とジョークを忘れず、果敢な行動をとっている人ばっかりで
早朝から深夜まで、楽しいお付き合いと日々の闘いに
充実した毎日を過ごしています。

       

      
直近のアクションは、昨日帰国したばかりの香港フードエキスポ2011

    
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香港ビクトリア湾

    
    

6年前から毎年、地域のサポーターとして参加していて、
僕自身の参謀役としての実力試しの「真夏恒例の国際試合となっている。

     
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今年もまた10万人を軽く超える来場者でごった返す会場
   

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世界に誇る香港人の強靭な胃袋パワーを改めて見せつけられた

     
     

多くの人たちがお盆休みでリラックスしている時に、
3年後5年後の将来を目指して、全国の元気人たちが香港までやって来て
今や世界の食都となったこの街で自社商品のプロモーションに励んでいる。

    
    
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ここはまさにワールドカップ状態だ。

   

今年は特に日本からの参加事業者が大幅に増え、
ニッポン専用フロアが設置されるほど。

   
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今年もジェトロの応援を頂いた

    
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北海道から沖縄まで全国各地から出展された

        
   

6年前の様子が昔の事のよう。

      
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“常連”自治体の一つ熊本市は豊富な経験を生かして大盛況
     
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ガイアの夜明けで「共演」した青森県弘前市の山野豊氏も大奮闘だ

    
     
76円後半という異常な円高、原発の風評、世界同時株安の再来など
大逆風が吹き荒れる中、本当に侍ニッポン、撫子ニッポンの皆さんは
大健闘していた。

   
    
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事前の情勢分析、リスク対応を徹底した宮崎県の各社は、複数の輸入代理店契約、発注契約等を勝ち取り、逆風下でも好成績を収めた。皆さんの合言葉は「常に挑戦すること」「あきらめないこと」

   
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つい先月、あのビニールハウスで見た富良野のメロンがうず高く積まれており、僕の目の前で次々と、
本当に「飛ぶように」売れていった。生産者の青年諸君やったぜッ!!

       
   

参加した全国の皆さん、お疲れさまでした。

   

皆さんは私の誇りです。

     

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政府や香港の日本食材需要家の皆さんも連携して安全性アピールに協力してくれている
        

        

この貴重な経験をぜひ国内での活動にも存分に生かしてくださいね。

      

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競争厳しい香港市場でも、一歩ずつ足場を築いていこう! (湾仔にて)
       

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ブログについて


  • 誤解しないでください。決して「日本を売る」のではありません。 優れたニッポンの商品・地域を「世界に向けて」売り込むのです。 日本全国に無数に広がる優れたジャパンブランドの地域商品や農林水産物の海外展開。 世界に誇れる観光地とおもてなしの心。「内向きではなく外向き」発想と行動で、ニッポンの地方の元気づくりを考えます。

筆者関連書籍


  • sonsi すでに第70刷を数える人気本。中国の古 典を現代ビジネス戦略に生かす知恵を分かりやすく解説。

  • rongo ビジネスマンの人としての生き方、企業としての在り方にヒントを与える孔子のことば