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2009.09.19

水に暮らす(その4)

(前回から続く)
      

兄弟が操る僕らを乗せたボート船は、ひたすら湖の沖の方へ進んでいく。

   
Dsc_4001

 
Dsc_3914

   

いったいどれだけ時間が経ったのだろうか?

 
Dsc01315

    

相当遠くへ来たな、と思って周りを見たら、
やっぱり視角360度すべてが水平線だ。

 
   

改めて、その大きさに驚くやら、戸惑うやら。

   

これは湖なんだ・・・。   じっと心に言い聞かせる。

   

   

遠くの方に何か黒い物が浮いている。

   

いや、何かうごめきながらこっちの方へ向かってくるような。

   

Dsc_4090

    
   

えええ~ッ!

   

小学2年生ぐらいの子供がタライに乗って棒のようなオールを
一生懸命漕ぎながら、波に揺られてやって来るではないか。

   

Dsc_4106

   
      
そんな馬鹿な!
   
 
 

どこから来たんだろう。こんな沖まで。

   

波をかぶったらお終いじゃないか。

     
    

Dsc_4121
おいおい! 大丈夫かぁ?

       
   

それでも、本人たちはいたってケロッとしている。

   

懐から蛇なんか取り出して、見せてやるよ、なんて自慢する。

  

Dsc_4113

   
      

ザブンザブンと波を被り、
水が入る度に手元の茶碗で掻き出している。

    

Dsc_4122

     
   
何事もないかのように。

    
   
日本だったら、親や教育委員会は120%卒倒するね。

     

      *          *          *

           

僕らのボートもしばらく大海の如き沖の上でユラリユラリと漂った後、舳先を反転させて岸辺に向かう。

     

Dsc_4005

     

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立ち寄った休息所に着くや、

来るわ来るわ、タライ舟の一寸法師たちが・・・

     

Dsc_4484

 
   Dsc_4481
    女の子だって、ホレこのとおりバランスをとりながら

       

            

屈託なさそうな笑顔の後のおねだりは、いつもの1ドル紙幣。

      

Dsc_4426

    

     
愛想を振りまく彼らのビジネスが一段落すると、

きびすを返したように遊びに戻る。

   

Dsc_4450

        
何事も無かったかのように。

      

     
これでいいのだ・・・。

     

Dsc_4347

      
    Dsc_4400

         

     

シーナさんの本によると、やはりここでは
伝染病や衛生状態の悪さが原因で
何人に一人かは子供が死亡してしまうのだそうだ。

     
    
Dsc_4604
お遊び、それともお手伝い???

    
   

僕らがここの井戸水を飲んだら、

簡単にアメーバ赤痢に罹るかもしれないという。

     

Dsc_4387

  
Dsc_4615
さあ、下校だ

    

       
この元気な子供たちは、どこまでもたくましいと言うことになる。

       

Dsc_4232
前向きっぱなしだけど、赤ちゃんには命綱くらいは付けてる・・・よね???

Dsc_4253
と思いきや、付けてなかった!!!

     

 

水に生きている。

     
    

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生き生きと、生きている・・・。

   

Dsc_4394

     

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コメント

すばらしい紀行文です。写真家の腕前と散文家の手腕が幸福な一体感のなかにある。ぼくも、拝見しながら、しばし河にたゆたう気分でした。

老薄さん 多謝鼓励! 毎回脱帽の想いで拝読しているブログの作者にここまで褒めていただき感謝感激です。老薄さんのブログを読むようになって、僕もこれでも意識的に言葉を選びながら記述するようになるほど影響を受けているんですよ。残念ながら、これまでの人生で良書を読む機会が極端に少なかったことと、思索が単純なことが災いしてインプットがあまりに少ないことをようやく認識しています。もう泥縄です。
でも、今はお手本ブログがありますから、せめて真似ることから始めているのです。これからも毎回ブログを楽しみにしています。

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  • 誤解しないでください。決して「日本を売る」のではありません。 優れたニッポンの商品・地域を「世界に向けて」売り込むのです。 日本全国に無数に広がる優れたジャパンブランドの地域商品や農林水産物の海外展開。 世界に誇れる観光地とおもてなしの心。「内向きではなく外向き」発想と行動で、ニッポンの地方の元気づくりを考えます。

筆者関連書籍


  • sonsi すでに第70刷を数える人気本。中国の古 典を現代ビジネス戦略に生かす知恵を分かりやすく解説。

  • rongo ビジネスマンの人としての生き方、企業としての在り方にヒントを与える孔子のことば