2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 遠くて近い国へ(その2) | トップページ | 遠くて近い国へ(その3) »

2008.09.18

歴史の大転換点の現場に立って

       
先々回の9・11グラウンドゼロ編に続き、
2度目の臨時ニューヨーク編を。

      

ブラジルからの帰路も僕は再びニューヨークに滞在したが、その間ロンドンと並ぶ世界金融の心臓部ウォール街のアナリストと面談していた。

    
Dsc_2151

   

面談の時の僕の問題意識は、サブプライム問題の実像と大統領選挙の動向を現場の声で感じることだった。

     

そのアナリスト氏は、多角的な観点から様々な観測を披瀝してくれたが、結論としてはサブプライム問題の実相は、報道で言われているような生易しいものではなく、根も深く長期的な影響を世界にもたらすほどの深刻なもので、もしかしたらブラックマンデーに匹敵する混乱もありえると声を荒げていた。
              (あくまで当人の個人的観測であることを予めお断りしておく)
              
         

Dsc_2185
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の入口    
     
     

その面談から、わずか10日も経っていない日本時間9月16日に、アメリカ証券業第4位のリーマンブラザーズの破綻、そして17日には米保険最大手のAIGの公的支援が発表され、世界を震撼させた。

     

15日のアメリカの平均株価だけ観れば、確かにブラックマンデーの時と同じ500ドル超の急落となり、そのとおりとなってしまった。
     

もしかしたら当のアナリスト氏本人がビックリしてるのかも知れない。

   

   Dsc_2172
   アメリカ経済に赤信号が燈ったのだろうか? 

   

僕も日本に帰国した後、講演の機会や知人に会うたびにアメリカのサブプライム問題は予想以上に深刻だという見解があるということを伝えていたのである。
    

    

アメリカ(米国)金融危機と三笠フーズの汚染米流通問題というふたつの「米」問題がわが国を揺るがせている。
    

    
Dsc_2505
一方的なクライシス(破壊)だけは御免被りたい

    

僕は、資本主義社会である以上、金融の果たす役割は大変重要なものと認識しながら、複雑な金融工学を駆使した大量の資金が利ざやを求めて瞬時に世界を駆け巡るというバーチャル経済の過度の膨張には一貫して慎重な観方をしている。

     

このブログでも何度か訴えているように、知恵を絞り、汗を流してモノを作り、これを売っていくという実体経済の主人公が真に報われる社会を再構築しなければ、地球環境が破壊される以前に経済社会全体が破綻してしまうんじゃないか、と心から憂いている。
    

      

天然資源である石油ですら、リーマンショックの報道から100ドルを割り込んで軟調である。振り返ってみれば価格の乱高下ではないか。

    

     Dsc_2396
この日も株価が下がり、経済ニュース解説番組をライブ収録していた

      

そのために世界中の生産者・流通業者・サービス業者、そして消費者が被った有形無形の損失は計り知れない。

    
    
           

僕はニューヨークのウォール街に自分の足で立ってみて、
次の10年に向けた新たな志を立てたその直後に
歴史的転換点ともいえるこの大事件に今、遭遇しているのだ。

     

    
Dsc_2597
世界はさらに進むべきか、それとも一度立ち止まるべきなのか?

    

     

« 遠くて近い国へ(その2) | トップページ | 遠くて近い国へ(その3) »

コメント

こちらにも、震撼状態の人間が2人!?
リアルタイムな情報、興味深いです。
NYも危ないですよ。お気をつけて・・

いかにもニューヨークらしい写真で、ニッポンを売るさんのセンスに感服です。このところのアメリカのサブプライムからリーマン破綻とAIGへ公金投入に至る一連の動きは、債務をチャラにして、次期大統領の課題を明確にして、戦争準備金を蓄える布石の流れの一端に思えます。実にタイミング良く、政治が機能していることに驚きつつも感心しています。日本にこういう策略ができる政治家・高級官僚はいないのでしょうか。

saranさん またまたご心配のコメントありがとうございます。恐縮してしまいます。ただ、NYCはこの10年ほどですっかり街を整備して、今では全米でも安全度トップスリーに入るほど治安のよい街になっていました。初めてNYCに行ったのが1983年ですが、当時と比較すればすっかり変貌しています。むしろ女性が安心して旅できる街なんじゃないでしょうか。お勧めしますよ!

じーこむらさん コメントありがとうございます。 さすが政治現象にまで絡めて深読みされますね。はっきりしていることはブッシュ共和党下でも米中がこれまで以上の蜜月関係にすっかりなっていて、今回の金融危機もおそらく中国が協力するでしょう。北朝鮮に対する態度がなぜ変わったかははっきりしてますよね。そんな中で、まだ日本は最強の同盟パートナーだなんて信じているんですかね。間違っても汚染米と同じような債権なんか引き受けないで欲しいですよね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53959/42512307

この記事へのトラックバック一覧です: 歴史の大転換点の現場に立って:

« 遠くて近い国へ(その2) | トップページ | 遠くて近い国へ(その3) »

ブログについて


  • 誤解しないでください。決して「日本を売る」のではありません。 優れたニッポンの商品・地域を「世界に向けて」売り込むのです。 日本全国に無数に広がる優れたジャパンブランドの地域商品や農林水産物の海外展開。 世界に誇れる観光地とおもてなしの心。「内向きではなく外向き」発想と行動で、ニッポンの地方の元気づくりを考えます。

筆者関連書籍


  • sonsi すでに第70刷を数える人気本。中国の古 典を現代ビジネス戦略に生かす知恵を分かりやすく解説。

  • rongo ビジネスマンの人としての生き方、企業としての在り方にヒントを与える孔子のことば