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2006.10.09

国際交流最古参の地 ―長崎

   
毎年10月7日から9日まで「長崎くんち」が行なわれる。
   

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(船大工町の川船)
  

9月9日の重陽節に行なわれたので「くにち」が「おくんち」になったものと言われている。

 

今年は3連休とピタリと重なり、中秋節にも重なった上に好天に恵まれたから、長崎の街は県内外から集まった大勢の人でごった返した。

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(新地中華街のランタン)

 

私は初めてのおくんち参観で、2日間にわたり大いに堪能させてもらった。

これまで、私は長崎くんちは、奉納される諏訪神社の境内でしか見られないものとばかり思い込んでいたのだが、3日間の期間中、市内随所を練り歩き、主要ポイントで出し物の演技が披露される事を知った。

061008neriaruki

   

今回はJR長崎駅前のかもめ広場に陣取って、6つの出し物を鑑賞した。

すでに372年の歴史のある長崎くんちは日本三大まつりのひとつに数えられ、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。

 

今年は6つの町が素晴らしい出し物を披露してくれた。

数トンもある山車(だし)を前後に勢いよく引いたり、クルクルと廻す曳き物。男衆たちの力強さは他の勇壮な祭りと比べても引けをとらない。
 

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(本石灰町の御朱印船)

演技が終わるたびに、観客から威勢よく「モッテコーイ!」 「ショモー(所望)ヤレー」と掛け声がかかると、また引き返して再度演技を始める。

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会場全体が「モッテコーイ・コール」でどよめく
 

いわば祭りのアンコールである。これが感動ものなのだ

演技者も観客も一体となって、大きな興奮に包まれる。
   

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(万屋町の鯨の潮吹き)

 

また、本踊りと呼ばれる日本舞踊や阿蘭陀漫才など、あでやかな舞いや子供たちのコミカルな動きは、しばし緊張をほぐしてくれる。

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(栄町の阿蘭陀漫才)

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町の幹部の装束も面白い。
   
日本の羽織に、下は中国の唐人パッチを履き、西洋の山高帽子をかぶるのだ。

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そう、和・華・蘭(わからん)チャンポン文化なのである。

 

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(ベトナムから凱旋帰国したテーマがモチーフに)

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ベトナムのアオザイ姿も…
  

お囃子の音楽も、三味線あり、銅鑼や鐘もあり、異国情緒がタップリだ。
 

翌朝、各町内の出発式も見学した。

41年ぶりに参加する花町があった丸山町は、さすがに粋な風情。

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(丸山町の出発式の模様)

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地元に根付き、老若男女地域共同体の伝統が垣間見えて興味深かった。

鎖国時代から、海外交流の唯一の窓口として重要な役割を担った長崎。

日本で最も早くから国際交流を始めていた長崎の人たちの活躍の舞台は今も世界に広がっている。

いわば国際派最先端のDNAを持った人たちだ。
  

どこかハイカラでセンスが良く、垢抜けているのも港町特有の情緒かも知れない。

 

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期間中、こうして町中を練り歩く

  

一度はぜひ足を運んで見学することを勧めたい秋祭りである。

  

韓国人、台湾人観光客はもとより、インド人、ロシア人、マレー人の観光客を見つけた。誘致活動もすすんでいるようだ。

Dsc_1350
長崎駅にて

   

2日間にわたり案内してくれた国際派のNさん、本当にありがとうございました。

 

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コメント

僕は見たことないのですが、写真を拝見しただけでその国際的な雰囲気がよく出ていて、粋なお祭りだなあと感心しますね。

是非一度行ってみたいです。

luckymentaiさん、コメントありがとうございます。

あなたの山笠好きはつとに有名ですが、騙されたと思って、ぜひ一度「長崎くんち」にお出かけください。

ある意味では、山笠とどんたくのチャンポンのようなお祭りで、とても楽しめます。

その時は、ぜひ地元の方の案内でね。

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