中台チャーター便 相互乗り入れが意味するもの
春節(旧正月)で帰省する台湾人ビジネスマンらを乗せた
中国のチャーター機が29日午前、
台湾に乗り入れた。
(台湾中央通信社)
1949年の中台分断後、56年ぶりに
中国と台湾の直行チャーター便の相互乗り入れが実現した。
一般には
中国統一に関わる政治問題として報道されているが、
「ニッポンを売る!」の立場からは、
少し異なる視点から
現実を先取りしておかなければならない。
すなわち、
中国と台湾の統一、もしくは独立にともなう混乱は、
今しばらく時間を要するものと考えられるが、
いわゆる「大三通」
(台湾当局による対中国大陸の通信、通航、通商の禁令解禁)が
実現し、人や物資が直接自由に往来されるとなると
現在、私達は台湾マーケットへ
日本の農産物等を必死で売り込みをかけているが、
いつ中国大陸から安い農産物が
ドッと台湾市場に押し寄せてくるかどうかわからないのだ。
また、中国市場でも、
台湾産青果物が本格的に輸入されるとなると
双方のマーケットで、
日本の強力なライバルが出現すると言うわけだ。
今回の中台チャーター便相互乗り入れは、
東アジア地域の政治的安定へ半歩踏み出すものである一方、
経済的には更なる激しい競争の予感を感じさせる、
非常に注目されるニュースなのである。
(台湾中央通信社)
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すごすぎます。
アジアと日本の掛け橋に向かって
がんばって行きましょう!!
投稿: 吉配信 | 2005.01.29 23:27